教育長賞2点を紹介
| 鬼松侑李君(黒石小4年) | 「かぶと虫はどのお酒がお好き?」 |
| 石井琴子さん(西岐波中2年) | 「セミの抜け殻を収集して分かったことⅢ」 |
カブトムシが匂いで餌を見つけていることを知り、その嗅覚に疑問を持った鬼松君。樹液に含まれるアルコールに着目し、どのアルコールに集まるかを実験。結果から、匂いを区別しており、好みもあると考察している。
石井さんは、セミの抜け殻収集を3年間継続。どのセミがどのタイミングで発生するかを調べてきた。今年は観察場所の地面の硬さを調査項目に加え、硬さと発生するセミの相関関係について分析し、セミの発生を多角的に検証している。
講評
【小学校】創造の部では、子どもらしい豊かな発想で、身の回りのものを用いて、作品を仕上げていたのが印象的。自然の部では、興味を持った事象に対し、実験の過程や結果を丁寧にまとめ、自分なりの考察をまとめている素晴らしい作品が多く見られた。古里の豊かな自然や昨今の環境問題の解決に取り組んだものも多く、子どもたちの意識の高さも感じた。(早川真司市小学校理科教育研究会会長・原小校長)
【中学校】全体的に日常生活の中での疑問、地域課題や学校で学習した内容をより深めていく作品が多かった。中でも環境に目を向けたもの、熱中症に関する研究が多く見受けられた。動機、課題の設定、研究、考察という流れはどの作品もできていた。大量のデータをうまくきれいにまとめた作品も多く、一人一台端末の効果が出ているようにも感じる。(久我大海神原中教諭、杉永宗太厚南中教諭)
特選作品
◇小学校▽創造の部=「さつきのためのブンブンキャッチ」數口駆(藤山4)「通学中の熱中症予防に役立つ日傘の開発」関七海(常盤5)「救助活動や高齢者の事故防止に役立つ車パート2無線編」藤澤治慶(黒石4)「ゆめのカラフルどうくつ」合田琴美(船木2)「はっけん!蓄音機のひみつ」福永結菜(同4)▽自然の部=「水に浮かぶの?浮かばないの?4」井上惺愛(東岐波4)「色水のふしぎ5」井上凜音(同5)「沢波川でホタル発見」平塚健(西岐波5)「メダカのふしぎ2」楠木菜由(恩田2)「のびのび植えとぎっしり植え どちらがあまい?」佐藤秀百(上宇部6)「にょろにょろ花火のなぞにせまる!3」浜中優希音(琴芝4)「寄生虫アニサキスを退治する方法」伊藤聡香(新川3)「深夜の勉強はOK?NG?」樋口遥乃・樋口詩乃(同6・3)「トカゲの夏休み」碇海人(厚東4)「名水大研究」中村優香(西宇部6)「アサガオのかんさつとけんきゅうパート3」中野智章(川上3)「きれいな海のひみつ『すな』のまき」鬼松李帆(黒石2)「かぶと虫はどのお酒がお好き?」鬼松侑李(同4)「開花条件のミステリー」五嶋彰都(同5)
◇中学校▽創造の部=「熱中症対策装置」福永博斗(楠1)▽自然の部=「セミの抜け殻を収集して分かったことⅢ」石井琴子(西岐波2)「川の中にはどんな生きものがいる?4」秋田菜那(上宇部1)「コーヒーカスVSゼニゴケ」松重紬希(同2)「はつか大根の成長に影響する植物は?」松尾侑奈(厚南3)「ゼリーのひみつ3」長谷川まや(黒石1)「ビタミンCオリンピック5」長谷川さや(同3)「消臭ビーズの大作戦」渡邊結子(慶進1)「宙返りコースターで落下しないための条件は?」原田真人(宇部フロンティア大付属2)「酸性飲料が卵殻モデルに与える影響」川﨑壱護(同)
